▲トップページへ 米国公認会計士をあきらめる前に・・・・
  ここは、USCPA受験をあきらめようと思っている人にぜひとも読んで欲しい所です。

このホームページを読んでくれている皆さんの中には、もしかしたら米国公認会計士受験をあきらめた人、もしくはあきらめようとしている人、もしくは最初から無理だと思っている人が居るかもしれません。 僕は予備校選びから失敗して(お勧め予備校はこちら)、さらに英語も出来ない(お勧めの本はこちら)僕がどのようにして米国公認会計士を合格したのかを紹介することによって、皆さんの「合格への威力、活力」となれることが出来たらいいな・・・・というのを趣旨として書いて行きたいと思います。

あきらめたからといっても、あなたが今まで勉強した内容は無駄ではなくどこかで役立つと思います。

でも、あきらめる前にもう少しだけ考えてみてください。
1. 今まで費やしてきた費用(予備校、問題集等)
2. 今まで費やしてきた努力とその時間
3. 身近に居る、合格を応援してくれている家族や友人

そして、あきらめる理由としてあなたが考えているその本当の理由をあなた自身に問いかけてみてください。

1. 人と比べて自分はなかなか合格できない。
2. 一緒に始めた人が既に合格してしまった。
3. 一旦2教科合格できたのに、期限が切れたので最初からやり直さなければならない。
4. これ以上、費用を出したくない。

こんな感じでしょうか??

今、日本の本屋さんに行けば、「米国公認会計士合格必勝法」みたいな書籍は一杯手に入ると思います。ただし、「人が合格できた方法」=「自分も合格できる方法」では無いことは既に気づいているはずです。「人が失敗した方法」=「自分も失敗するであろう方法」これは、多分そうだと思います。

僕は、多分日本人の中で米国公認会計士の資格試験勉強を始めてから合格するまで、一番時間がかかってしまったんじゃないかな・・・。と、思います。

1999年に勉強を始めて、忘れましたが2004年か2005年に最終合格をしています。6年??7年???そんなにかかってしまいました。

そして、さらに言うと、一旦2科目合格をしたのにもかかわらず、エッセイが必要な「監査」が全く出来なかったので、結局期限切れを起こしてしまうという、最悪の事態も起こってしまいました。(笑)
この期限切れを起こした時は、
「もう、米国公認会計士の資格は辞める」と、思ってしまいました。
(英語が苦手な人は、是非
この本を読んでみて欲しいです。僕には救世主のようでした。お勧めの本のところにも紹介してあります。)

つまり、僕はそれだけ頭が悪い人なんです。そして、要領が悪いんです。だから、僕なんかに比べれば皆さんはずっと要領も良く、頭もいいとおもいます。僕がもっていたのは、持続力だけかな・・・。

ですから、合格できた時には「うれしい」という感情よりも先に「つかれたぁ~~」というのが正直な感想でした。

合格後に「なぜ」僕は合格までにこうも時間を費やしてしまったのか!?を分析してみました。
以下は、失敗例ですので、皆さんには是非とも「回避」していただきたい内容です。

1. 噂に流された
2. マルチプルチョイスしか勉強していなかった
3. 数をこなす事だけを重視して「理解」に重点をおいていなかった。
4. 結果がでてきたのに、自分の弱点を一切みなかった。

以上が挙げられます。

1.の「噂に流された」というのは、「あの問題集がいいらしい。」「この先生の本がいいらしい。」という類のもので、聞いたら飛びついて購入していました。同じ教科のものを何個も。「いい」というその定義は人それぞれであるために、噂をしている人には、本当にいいのかもしれませんが、人それぞれです。どれでも良いので、1冊だけ購入してそれをマスターすればもっと早く合格できたのにな・・・。と、今は思いますので、お気に入りの本を1冊だけ探してください。僕の場合は、英語が全く駄目でしたので、英語の問題集を1冊、日本語の「重点解説シリーズ」を各一冊ずつ持っていました。「日本語で勉強したら駄目」とかいうような噂とかも有りましたが、僕は英語が駄目なので全科目「日本語」で勉強しました。つまりは、噂に流される事無く、自分の弱点は自分が一番知っているので、「噂を参考」にして自分なりにアレンジしていくのがベストです。そして、「自分の勉強方は間違っている」と不安にならずに「自分を信じて」勉強するのが一番いいと思います。勉強には近道はありません。僕は「噂」に一杯飛びつきましたので、英語の問題集は、グレイム、ビスクワイリー と三種類持っていましたが、どれもほとんど同じでした。ただし、問題に対する解説(解答?)がちょっと違いました。ビスクは、「頭がいい人が読むとショートカットで理解できる」様に書いてあります。ワイリーは、「何回も同じセンテンスで違う問題に対しても、同じ説明方法で書かれてある。」という感じ。ですから、ワイリーの問題集を解いていたときは、「もういいって!クドイッ」と、思いつつ読んでいましたが、そのため、記憶の定着度は一番良く、2週目でも結構覚えていました。一方、ビスクは同じ事を「違う言い回し」で書いて退屈しないように書かれているんですが、もともと英語にアレルギーのある僕にとってはこれは、地獄でしかありませんでした。(笑)グレイムは最初に選んだ予備校の指定教科書で、その予備校は肌に合わず辞めてしまったため、持っているだけで読んでません。

2.の「マルチプルチョイス」しか勉強していなかった。ですが、これは、講師に「マルチプルチョイスがきちんと理解できていれば、エッセイ、シミュレーションは出来るはず」という言葉を自分で勝手に変換して、「マルチプルチョイスしかしなくても良い」と、「勉強の近道」をしてしまったからです。結局これで僕は3年ほど無駄に落ち続けました。さすがに4年目くらいになると、だんだんマルチプルチョイスの問題自体を覚えてしまったので、その他のエッセイとかシミュレーションとかを試しにやってみました。すると、自分の理解がどれだけ浅かったかを知る羽目に・・・。これをしてから2科目合格できました。

3. 「数をこなす事だけを重視して「理解」に重点をおいていなかった。」ですが、これは僕独特のものかもしれません。もともと、英語にアレルギーを持っている僕なのに、すべてを英語で勉強しようとしていた事が間違いだったという事に数年後に気がついたのです。英語がわからないんだから、理解事態が非常に浅く、量だけこなしていただけでした。結果、「似た問題」がでた場合でも、僕にとっては「新しい問題」と、認識されて試験ではあせってしまう事になり、結果、何度も落ち続けてしまいました。そんな中、社内ですでに合格してしまった人が、「重点解説シリーズ」を僕に貸してくれました。読んでみると、「なぁ~~~るほどっ」と、思い。「理解」が深くなりました。タウンページ4冊分のマルチプルチョイスを覚える覚悟だったのですが、この「重点解説シリーズ」を読んでからは、「理解」に重点を置くことになったため、かなりの「記憶の省スペース化」が出来ました。つまりダラダラと書かれている説明を一個の「公式」に置き換えるんです。「理解」をしていると、どのような問題に当たったとしても、まずは自分の理解を整理して、そして落ち着いて試験に挑む事が出来ます。さらに、エッセイにも非常に役立ちます。僕と同じように、数をこなしているのになぜ合格しない?という人が居たら、まずは「理解」に重点を置いてみてください。すると、4冊の分厚い問題集が、非常にペラペラの解説本になりますよ。

4. 「結果がでてきたのに、自分の弱点を一切みなかった。」。試験結果には各トピック毎の回答率が書いてあります。それなのに、それを一切復習しないで、「自分の得意なトピック」のみ勉強して「勉強できている」気分になっていたんです。最終的には、ビスクCDで「3回間違った問題」とかをコンピューターで探してくれて勉強したため、これはすぐに改善できましたが、この見直し作業をする、しないで随分と試験結果が変わってくると思いました。

世間には、僕のようにこんなに要領悪く、頭も悪く、英語も出来ない人が米国公認会計士の勉強を「継続」だけして合格できた人も居るんです。「継続は力なり」ですね。

上の例は僕の失敗例です。僕の失敗を皆さんには味わって欲しくないです。特に科目合格したのに期限切れで最初からやり直し・・・。という精神的な苦痛だけは味わって欲しくないです。

英語が苦手でも、この本で僕は英語も平行して勉強しましたし(どちらかといえば、この本が面白すぎてCPAの勉強がちょっと手付かずの時もあったけど・・・笑)、日本語で勉強したし、何回も落ちましたが、振り返ってみると、非常に無駄が多すぎた合格までの道のりでした。

普通に考えると、

「たった4冊」で合格できてしまう試験です。

実は合格はすぐそこにあることに気づいてください。そして、あきらめてもその努力と知識は無駄ではありません。出来る事なら、「すぐそこ」にある合格をあきらめないで・・・・。

と、本当に思う僕でした。
僕がどれだけ落ち続けても、快く受験をトライさせてくれた現在勤める会計事務所、プロアクティブの事務局(お勧め予備校
の方々にこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。

このお話が皆様の活力、やる気になる事を願って・・・。

 
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